『物語の中にいるような喫茶店』旅する盛岡vol.1

ゴールデンウィークに、4年間学生時代を過ごした岩手に遊びに行きました。
岩手といえば、銀河鉄道の夜、雨ニモマケズ、注文の多い料理店などなど数々の名作を残した文豪、宮沢賢治のふるさと。
そんな盛岡でとても素敵な街並みやカフェを再発見してきたので、旅メモリーを。

レトロな街並みの残る材木町

盛岡駅から徒歩10分ほどで着く、材木町。
レトロな街並みが残り、毎週土曜日には歩行者天国になって、地ビールのベアレンやパン屋さん、飲食店などをはじめとしたお店が露店を出店する『よ市』が開催されています。
のんびりした空気で美味しいものが味わえるよ市は、わたしが学生の頃からとても賑わっていました。
この日は金曜だったので、よ市の日ではありませんでしたが、お天気も良くて最高のお散歩日和。そして今回の旅で最も楽しみにしていた場所が、この材木町にあるのです。

注文の多い料理店の出版社『光原社』

今回の旅のお目当はこちら、『光原社』さん。
光原社は、宮沢賢治の『注文の多い料理店』を出版した出版社さんなのですが、その出版社が観光名所になっているんです。

まるで物語の中のような

ちょっと不思議で素敵な空間

光原社には、可否館という喫茶店や、クラフト品お土産品の並ぶ小さなお店があります。
開店前に行ったのですが、すでに可否館入口には待っている方も数名。
数分待って、これまた素敵な門が開き、
レンガ造りの通路を抜けて、さあ、お待ちかねの可否館へ!
女性が待っているこじんまりとした建物が、可否館。残念ながら店内の撮影は禁止だったのですが、私は名物のくるみクッキーと深煎珈琲をいただきました。
なんてすてきなモーニング!笑
こちらが入口。この可否館の切り絵のような看板。たまらないです。
中はレンガの壁と、ステンドグラスの窓。落ち着いた空間にクラシックが流れ、
30分ごとに振り子時計の
ボーンボーンという音が響きます。
コーヒーを淹れる音と、中庭の鳥達の声と、耳を澄ませば聞こえるすぐそばの北上川の水の音。
まるで時の流れが切り取られたような、なんだか少し懐かしい気持ちになるような。
物語の中の世界にでも来たような気持ちになれた、本当に素敵な喫茶店でした。
可否館の向かい側には、注文の多い料理店や宮沢賢治にまつわる展示がある建物も。
光原社の創設者の方が、宮沢賢治の岩手大学時代後輩にあたる方だそうで、注文の多い料理店は出版当初は全然注文がなかったそうです。笑
可否館お隣には、世界のすてきな雑貨を集めた雑貨屋さんも。布ものがカラフルでとっても可愛かったな〜
白塗りの壁と、レンガと、木の緑。
本当に素敵な素敵な空間で、時間を忘れてのんびり楽しませてもらいました。
帰りは道路を挟んで向かい側にあるモーリオというお店へ。くるみクッキーが美味しくて、お土産に買って帰ってきました。
しあわせ!
材木町には、光原社さんだけでなく、素敵なお店がほかにも。
帰りは雑貨屋さんにも寄りました。
盛岡の作家さんのキャンドル、お店オリジナルの雑貨、お茶、ナチュラルなテイストで着心地が良さそうなお洋服などなどがありましたよ〜!ここは学生の頃もお邪魔してたなぁ。

川が流れる街並みがすてき

盛岡は、街の中に北上川が流れる景色がとても素敵です。橋の真ん中から真っ直ぐに見える岩手山をみると、ああ〜いわてにきたなぁって思うんですよね〜。しみじみ。
ゴールデンウィークは、盛岡のベストシーズンの1つかもしれません。
とても良い旅になりました。
旅する盛岡、つづく。
Thank you for reading. 

うきうき、わくわく -Discover own taste.-

ある時はフォトジェニックで、 ある時はすてきなストーリーで、 わたしの感性に響いてきた、 うきうき わくわく な あれこれ をまとめる場所をつくりました。 -Discover own taste. 自分だけの感性を磨こう

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